2016/09/28

メディアと地域社会

 “暑さ寒さも彼岸まで“と言われますが、今日も気温は28度を超え、真夏並みの蒸し暑さの中で、まもなく9月も終わり、秋たけなわの10月を迎えようとしています。
 誠に恥ずかしい話ですが、サボりにサボりを重ね、2か月近くの空白を作ってしまいました。(お詫びいたします)

 さて、再開にあたり少し大胆な提案をしてみたいと思うのです。

 と言っても、只の空論ではなく、実際に提案に近い活動をしている所もあるという事を念頭において愚論をお読み頂ければ有難いのです。
 視聴覚センター・ライブラリーのあり方について、調査研究等を通して、検討されていますが、これからの視聴覚センター・ライブラリーのあり方を考えるひとつのヒントとして、学校教育や社会教育施設等への教材提供や研修機会の提供機能等は当然ですが、そこに留まらず“メディア・コミュニティ”の拠点として機能するという考え方はできないだろうかという考え方を持っているのです。

 つまり、発想の基盤を、地域において、地域の施設や人々が、メディア等を適切に利用できる環境整備や支援活動等の機能を充実させる事により、少子高齢化や過疎化が進む地域だけではなく、人と人との関係の希薄化・孤立化が進む地域、あるいは情報過多時代とも言われ、安心して情報利用が難しくなっている今日、ICT等を活用することにより、それぞれのコミュニティにおけるヒューマンコミュニケーションの充実や、日々の情報提交流や利用が安心して行える地域、つまり“メディア・コミュニティ“と言うもうひとつの機能を持つことにより”地方消滅“などと言われる問題を多少でも回避することができるのではないかと思うのです。

 視聴覚センター・ライブラリーは、情報環境の構築や利用・学習支援を、地域のメディア施設のひとつとして、他のメディアに関わる各行政組織等と連携することによって進めることはできないだろうかと思うのです。