2020/04/26

新たなメディア利用支援


  新年度に入って、1か月を過ぎようとしていますが、新型コロナウイルス感染問題に伴う緊急事態宣言が発令され、あらゆる分野で異常な状況が続いており、学校や社会教育関係施設の活動は休止状況にあるのはご存じのとおりです。
 このような異常事態故、学校や社会教育施設等での教育メディア利用を支援する視聴覚センター・ライブラリー活動も、停滞状況にある所が多いのではないでしょうか。
  しかし、少しでも学ぶ機会を共有しようと、休校状況にある大学を始めいくつかの小中高校等では、テレビ会議システムを利用したオンライン授業や学校から学習用教材等をネット配信して在宅学習を支援するシステムが稼働し始めているようです。
 いつも同じ事を繰り返して書いており申し訳ありませんが、いくつかの視聴覚センター・ライブラリーでは、以前からSNSやyoutube等を利用して、学校や生涯学習施設等を対象に、地域映像資料や地域情報の配信或いは学習機会の提供を行い成果を上げている事にぜひ注目して欲しいのです。
 現在のような特殊な緊急事態状況への対応は無論の事ですが、時代やメディア環境が変わる中、地域の方々のメディアニーズもスマホやタブレット等を活用して暮らしや学びを大きく変わりつつあることはどなたもご存じのとおりです。
 視聴覚センター・ライブラリーは、”映画教材や録画教材の貸し出し利用”と言う守りの姿勢だけでなく、教育メディアに関りを持つ教育関係施設や団体と協議連携して、社会教育及び地域社会等における一人ひとりのメディアニーズにフィットしたシステム構築を真剣に検討すべき状況に入っていると思います。