2018/11/30

平成30年度全国大会合同大会速報

 1116日(金)・17日(土)の両日、第22回視聴覚教育総合全国大会並びに第69回放送教育研究会全国大会合同大会が、「ネットワーク社会におけるメディアとヒューマンコミュニケーション」をテーマに、広島市の国際会議場をメイン会場として開催されました。

▼第1日(11月16日)
第1日は、各会場校・施設において公開保育・授業が実施されました。
 全視連は、広島市映像文化ライブラリーにおいて施設見学や事業紹介に続いて、意見交換会が行われ29名の方々が参加されました。

意見交換会

〇全視連理事会
 施設見学や意見交換に続いて、全視連理事会を同ライブラリーにおいて実施されました。
 理事会では平成30年度事経過報告書(案)および同中間決算報告書(案)が議事として提案され、異議なく承認されました。
 なお、本年度は全国公立視聴覚センター連絡協議会の総会は文書にて承認を得ることとなりました。
〇功労者表彰式
 会場をひろしまおりづるタワーに移し、各団体の功労者表彰式が執り行われました。
全視連は、視聴覚教育功労者7名のうち3名の方々が出席されて、生田孝至全視連会長から盾が一人ひとりに贈られました。                                

                                               
                視連視聴覚教育功労者表彰
 続いて行われたレセプションには関係者150名が出席されました。

▼第2日11月17日(土)
 第2日目国際会議場において、午前は6つのセミナー・ワークショップが実施され、全視連ではセミナー「視聴覚ライブラリーが地域メディアセンターとなるために」をテーマに実施しました。         

全視連セミナー
             

また「子どもを対象にした事業への取り組み」をテーマに佐藤武氏(広島市映像文化ライブラリー)、「小学校における映像制作学習支援と地域映画会・特別映画会の開催」をテーマに渡辺景一氏(日立市視聴覚センター)、「感性を育み知性を磨く機能と役割に期待する」をテーマに丸山裕輔氏(全視連副専門委員長・新潟県阿賀町立上条小学校)による発表が行われました。


実践発表

                               
 対談「未来を創造する力」
(作家・和田竜氏×広島市立川内小学校長・山田氏)

対談の他「NHKプレゼンテーション」や「大会のまとめ(園田学園女子大学・堀田博史教授)」、ICT機器等が当たる「抽選会」が実施されました。

注:全国大会の詳細情報については、視聴覚教育時報やホームページ等でお伝えする予定です。

  



 




           
        


 





















2018/11/11

意外なアンケート結果!


「全視連推奨作品提供事業」をご存知ですか?
 
今更、何を言うのか!とお叱りを受けそうですが、かなり前には国の補助事業として、映像教材普及事業が実施されていた過去歴もありました。
 以後、全視連主体事業として「新教育映像普及事業」の名称で実施してきた事業ですが、一昨年より「全視連推奨作品提供事業」と事業名を変えて実施しているのです。
 この事業目的は、全視連が各映像教材製作販売会社の協力を得て、質の良い映像教材を選んで推薦し、その利用効果を利用者の視点から調査しまとめて頂き、映像教材製作販売会社等に情報提供し、更なる優れた映像教材の企画製作そして利用に生かして頂こうと言う事業で、さらに各映像教材製作販売会社の支援により“調査研究価格”を設定して“特別価格”で購入できるようになっているのはご存知だと思います。
 最初は、視聴覚センター・ライブラリーだけでなく、他の映像教材利用を目的とした団体や機関から多数の応募がありましたが、次第に、この事業に参加される施設や団体が漸減し、最近はわずかになってしまいました。
 視聴覚ライブラリーの映像教材ニーズが減退している傾向にありますが、優れた映像作品についてはその価値観をしっかりと認識して頂きたいと思いますし、また全視連側としては、利用者が求める映像作品情報を知るため、各映像教材製作販売会社と協議して、本年度より講師派遣事業と連携して、各視聴覚ライブラリー関係者や利用者に「全視連推奨作品提供事業」に関するアンケートをお願いすることになり、すでに講師派遣事業を終了したところから順次アンケート結果の取りまとめを行っているようです。
 まだ、取りまとめの過程ですので、決定的な事は言えませんが、現時点での傾向を言わせていただければ、期待した程良い状況は見えていないようです。
 一例ですが「全視連推奨作品提供事業」と言う事業を、知っていますか?の設問についての回答を見ますと、利用者が知らないとの回答がかなり多いのはやむを得ないとしても、肝心の担当者はじめ視聴覚ライブラリー関係者が、かなりの数で“知らない“と回答しているのには衝撃を受けています。
 簡単に言えば、全視連側の啓蒙普及のための情報提供不足が大きな要因かも知れません。(反省!)
 視聴覚ライブラリーは”教材貸し出し機能”だけではない、と言われていますが、大切な機能であることには変わりはありません。
担当者はじめ関係者の方々には「全視連推奨作品提供事業」についても、ご理解とご協力を頂けたらと思っています。