このブログも、時折アクセス数をチェックさせて頂いていますが、あまりに閲覧数の少ないのが気になっていました。
当然、その原因というか責任は、みなさんの問題意識とは合わないピントのズレた駄文を書いている筆者の責任ですがー。
言い訳は後回しにして、今年も(一財)日本視聴覚教育協会より「視聴覚センター・ライブラリー一覧-平成27年度版-」が刊行されました。(注:平成27年4月現在の数値です。)
この一覧が刊行されるたび、いつも気になる視聴覚センター・ライブラリー設置数で、本年度調査結果の数値では昨年比13施設減に止まっていました。
しかし、現実は4月以降この12月までの間にさらに廃止や統合の情報が入ってきていますので、ホットばかりしては居られません。
「もう、視聴覚ライブラリーの時代じゃないよ」と云う声が聞こえて来ます。
確かに、録画やインターネットテレビで見るとか、PCやスマホで動画サイトから自分の見たい動画をアクセスして見るとか、またスマホで動画や写真を撮ったりするコミュニケーションツールとして利用するのが当然の時代になっている事は、どなたもご存じの通りです。
視聴覚ライブラリーって、地域の学校や社会教育施設での学習、幼児や高齢者、障碍者等の施設、さらに同好会やグループ等の団体に“学び楽しむための映像コンテンツ“を貸し出したり配信したり、さらに映像コンテンツを自作したり、メディアについて学ぶ機会を提供する所ではないでしょうか。(むろん、地域によってそれぞれの機能の軽重はあるでしょうが)
今から、十数年前に、すでに図書館等ではメディアセンター構想が言われており、視聴覚センター等でも声高に言われていました。
それから、10年以上経った今、現実的に前述のメディア環境やニーズの変化により、公的なメディア施設は低迷を続けている状況に見えます。
この状況から脱却するには、乗り越えなくてはならない様々な山坂があり明日解決!と言うような簡単な事ではありませんが、少なくとも、それぞれ公的メディア施設が自らの枠組みを超えて、今日的なメディアニーズに対応する機能連携や組織融合等の改革に早急に取り組む必要があるように思うのです。
みなさん! 来年をぜひ良い年にしようじゃないですか!!