2016/10/23

連携

ご存知の事ですが、毛利元就が三人の子に、結束の重要性を三本の矢に例え、矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折ろうとしても簡単には折れない。同じように一族も結束して強靭に生きよと説いた教訓がありますね。

連携お互いに連絡を取り合って物事を行う事 【広辞苑】

この言葉は、いろいろな場面で使われていますが、その意味を考えてみると、いささか、反省の余地があるような気がするのです。

偏見毒舌で恐縮ですが、組織や団体が(むろん全視連も含めて)“連絡をする”つまり情報発信をする事は、インターネット社会の当世、誰でもどの組織でも考え、行っている事でしょう。

だが、“お互いに”“取り合って”となると、どうも、そう上手く行っているようには思えないのです。

例えば、このブログを例にしても、情報を読んでいる方は僅かでも居るかもしれませんが、反応は殆どない状況です。

つまり、一方的な連絡であって、連絡を取り合う所まで進む事は稀だという事です。

“取り合う“という事の背景には、それぞれの組織や団体の利害関係が存在しており、情報が大局的に見た正論であろうと、自組織や団体等の課題や目標とフィットしなかったり、解決の一助にならない情報だとすれば、反応するつまり連絡を取り合う意欲も行動も消極的と言う事になるでしょう。

逆に、それぞれの組織や団体が抱えている問題解決に役立つならば、飛びついてゆくことになるかも知れませんがー。

個人であろうと、団体組織であろうと、お互いが、それぞれの実情や目的を踏まえ、何をどのようにすれば、自組織団体の問題解決や発展につながるか、共通理解し“物事を行う事つまり連携する事が重要だと思うのです。
 3本の矢ではありませんが、組織団体が連携し、自らの組織団体の充実発展を図るために、協議会や連絡会議、研究大会などがあるのだと思うのですがー。