2018/01/15

検討!WEBサイト


 各地から豪雪の情報が入ってきます。記録的な寒さが報道されていますが、みなさん如何お過ごしですか?
 さて、本論ですが、視聴覚センター・ライブラリーの機能的特徴は、一口に言ってしまえば、エリア内の生涯学習や学校教育等におけるメディア利用をサポート或いはリードする事だと思うのです。
  ICT化が進みメディアの多様化が定着している今日、視聴覚センター・ライブラリーの機能改善を図ることが当面する課題でしょう。
 しかし、ただ声高らかに叫ぶばかりではなく、着実に体質改善という階段を一歩一歩登ってゆく事が必要だと思います。
  その階段の第一段として、インターネットを活用した情報提供や交流機会の整備があり、すでに実施している所が多くあります。
  29年度調査(つまり28年度実績)によれば視聴覚センター・ライブラリー552個所のうち、WEBサイトを開設している所は255か所となっています。 
 都道府県別に見てみますと、神奈川県33視聴覚センター・ライブラリー中28か所がWEBサイトを開設しており、続いて千葉、愛知、北海道等が比較的多く開設しているようです。

 視聴覚センター・ライブラリー設置数の比較的少ない県でも、島根、宮崎、秋田、新潟県等は開設の割合が高くなっています。
 逆に、少し寂しいですが、開設数1~2施設という県が5県あります。
しかし、より多くの視聴覚センター・ライブラリーがWEBサイトを開設し、機能の利便性を高めて頂きたいことは言うまでもありませんが、大切な事はそのWEBサイトの質と言うか内容が、ユーザーに本当に役立つものであって欲しいという事です。
仕事柄、それぞれのWEBサイトをいつも拝見しているのですが、下世話な言い方ですが、それこそピンからキリまであるようです。市町村や教育委員会、図書館等のWEBサイトの片隅の1ページに映画やDVD教材貸出について情報発信しているだけのライブラリーから、地域の自作教材をアーカイブ化して、アクセスすればいつでも利用できるシステムや、ネットによる研修講習、SNSを利用しての教材提供、ユーザーの意見感想から、担当者とのコミュニケーションまで、文字り地域のメディアセンターとして機能しようと努力している姿も多々あります。
 みなさんのご努力と活躍を期待しています。