2018/06/05

平成30年度の講師派遣事業と講師紹介

   各加盟団体が実施する研究会・研修会に対して、“全視連指導協力者会議“の学識経験者の中から、または加盟団体が独自に依頼する講師も含めて、加盟団体の要請に応じて講師派遣事業として行っています。
従来、講師派遣を受けるにあたって実施報告を提出いただいておりましが、本年度よりそれに加え、市販映像教材に関する簡単なアンケートを参加者へお答えいただくこととなりましたので、よろしくお願いいたします。
各加盟団体等が主催する研究会や生涯学習メディア利用研修会等への講師派遣申請の締め切りは1031日まで受付けていますが、例年、予算と講師の都合等で早めに締め切られる場合が多いのでご承知おきください。


<講師>              (敬称略)
・市川 昌(江戸川大学名誉教授)
・伊藤敏朗(映画監督、目白大学メディア学部メディア学科特任教授)
・坂井知志(常磐大学コミュニティ振興学部教授)
・篠原文陽児(東京学芸大学名誉教授)
・立見康彦(群馬大学教育学部大学院教育学科研究科客員教授)
・平沢 茂(文教大学名誉教授)
・吉田広毅(関東学院大学国際文化学部教授)
・村上長彦(東京都足立区教育委員会/全視連専門委員長)      
・丸山裕輔(新潟県阿賀町小学校校長/全視連副専門委員長)

平成30・31年度 全国視聴覚教育連盟 役員改選(案)

 平成30・31年度全国視聴覚教育連盟の役員改選について、先月24日開催された第1回常任理事会において了承されました。これを受けて、現在第1回文書理事会として、各加盟団体へ下記役員案が提案され審議いただいております。

            記

会  長   生田 孝至(新)一般財団法人日本視聴覚教育協会会長
副 会 長   長谷川明寿(新)新潟県立生涯学習推進センター所長
常任理事   高橋 充史(再)栃木県視聴覚教育連盟委員長
       岡島美智子(再)群馬県視聴覚ライブラリー連絡協議会会長
       冨士池長雄(再)埼玉県視聴覚教育連絡協議会会長
       井内  毅(再)千葉県視聴覚ライブラリー連絡協議会理事長
       松田  實(再)全国視聴覚教育連盟専門委員会アドバイザー
(兼事務局長)岡部 守男(再)一般財団法人日本視聴覚教育協会常務理事

理 事    各都道府県・指定都市23名

監 事    布宮 誠一(新) 北村山視聴覚教育センター所長
       田中 富男(再) 仙台市教育委員会生涯学習課長

事務局    村上 長彦    専門委員長
       佐藤  正    事務局次長

全国視聴覚教育連盟会長 井上孝美氏 任期満了で退任

    去る4月24日開催された常任理事会において提案された、平成30年~31年度の役員選任に関する人事案件の審議に際し、井上孝美会長より任期満了に伴い会長職を退任する旨の申し出がありました。
 全国大会において全視連視聴覚教育功労者表彰を行う井上孝美会長



 故井内慶次郎前全視連会長の逝去に伴い、平成20年7月その後任として就任、以来約10年間にわたって、生涯学習社会における教育メディアの利用推進を図るため視聴覚センター・ライブラリーの活動推進、さらには視聴覚教育・放送教育そして急速に進化発展するICTの教育利用の充実を図るため、視聴覚教育・放送教育総合全国大会合同大会の実施に努められるなど日本の教育メディアの改革リーダーとして活躍されてきました。

     

2018/06/04

訃報:全視連副会長 吉川刀夫氏逝去

去る5月17日、全国視聴覚教育連盟副会長 吉川刀夫氏が逝去されました。 
享年80歳でした。               
 
全国大会北海道大会で井上会長に代わり表彰状授与を行う故吉川刀夫副会長

故吉川刀夫副会長は、茨城県視聴覚教育振興会会長として、茨城県の視聴覚教育の進展に努められる傍ら、平成16年より13年間にわたり全視連副会長として、井上孝美会長を支え、全国の視聴覚センター・ライブラリーの充実発展に寄与されました。
 
例年開催される視聴覚教育総合全国大会・放送教育研究会全国大会合同大会等には茨城県視聴覚教育振興会として参加し、茨城県の視聴覚教育の実績を示す実践発表を行うなど積極的な活動を進めて来られました。
 
また、平成16年から12年間(一財)日本視聴覚教育協会理事・評議員としても、日本の視聴覚教育発展に寄与されました。謹んで哀悼の意を表します。

 注:故吉川刀夫副会長の写真は一定時間経過しましたので、入れ替えさせて頂きました。

2018/04/29

視聴覚教育時報 =新たなシステムで再出発=

 桜前線も遂に北海道まで北上したとメディアが報じていました。
 皆さん、それぞれの立場で活動されている事と思います。
 先日、全視連常任理事会が開かれ、理事会へ提出する事業計画案や収支算案の原案が承認されましたが、内容的にはかなり厳しいものがあるようです。
 そのひとつが、六十数年刊行してきた「視聴覚教育時報」の紙媒体版が財政的理由により4月号を持って廃刊しネット配信に切り替える事が承認されたことでしょうか。
 視聴覚教育時報は、数年前から隔月刊行になりましたが、当時は財政的事情と言うよりIT時代に対応した全視連の広報活動を改善するという意味から、メルマガの配信やホームページの充実、さらにこのブログ等SNSを有効活用した情報発信や交流を行うよう努力してきました。
 しかし、今回はむしろIT時代にフィットする云々よりも、財源不足が深刻な理由となっています。
 その解決策として、視聴覚教育時報とメルマガ等を融合させた新たな情報配信システムの導入が提案されたわけです。
 しかし、メルマガやブログと関わらせて頂いてきたスタッフの一員として、ひとつの不安がよぎるのです。
 それは、紙媒体の視聴覚教育時報ならば、面倒な操作をせず誰でも手に取って読むことができますが、ネットメディアでの情報配信となると、まず見ようと思っても、受信できる環境とそう難しいものではありませんが、簡単な操作技術が求められます。
「今時、そんなことは問題にならないよ!」と、言われる方も多いと思いますが、過去のホームページやブログの閲覧数は極めて低いのです。
 「それは、読みたいという意欲が起きないからだよ、配信側の工夫不足だ!」ともいわれそうですが(力不足を反省!)
 長々と愚痴を書いてしまいましたが、これを機会に送り手として、さらに閲覧しやすい努力と工夫を行っていきたいと思っていますが、関係官庁や加盟団体そして視聴覚教育関係施設及び関係者の皆様のご理解とご協力をお願い致します。
 6月上旬、新たな形で全視連情報やメディア関係情報配信や交流をネットメディアにより開始したいと思っています。宜しく!

2018/03/07

変わるライブラリー


視聴覚ライブラリー総数を統計から見ても、最盛期の半数程度までに減少しており、映画や録画教材貸し出しを行うだけの組織の存在意義が問われているように見えます。
 しかし、それはそれで、地域に大きな影響力を持ちうる文化事業として否定するものではありませんし、逆に映像文化はしっかりと根付いている事を認識した上でコメントすべきでしょう。 しかし、繰り返し述べてきましたが、ICT化した社会の中で、メディア環境は多様化し、“インスタ映え“が流行語になったように、今では、誰でも写真や動画を見聞きするだけでなく、撮り創り送り交流する事が日常化している事はご存じのとおりです。
 
当然の事ですが、そこには世代や生活環境によって、見聞きすることも、ましてや創ることなどと縁遠い方々との格差を生み出し、弱みに付け込んだ、情報犯罪の多発など情報リテラシーの脆弱さが問題になっているのも現実でしょう。
 アクティブラーニングと言われますが、今日の学校は無論のこと一般社会も、受身の学び時代ではないと思うのです。 各地で、積極的に活躍しているのは、自らが社会問題や学習課題等に主体的に取り組む、学びのサークルやボランティアグループ等であることに注目したいのです。
 
これからのメディアは、むしろそれらのグループや団体等の主体的活動により、“学び・創り・送り・使う”ことになるのではないでしょうか。
 視聴覚ライブラリーも、そんな市民メディア活動支援の機能をメインに考えるべき時代に入っていると思うのです。 各地方の自作視聴覚コンクール等を見ても、学校が自作教材の大半をしめていた時代から、個人や地域の同好会やグループ等の作品が多くなっているようです。
 
また、ICT関係の技術講習などもNPOやボランティアグループが主催して成果を上げているケースも多くみられます。 社会教育施設のみならず広い意味での生涯学習として、高齢者施設や保育関係施設、あるいは介護施設等々でのメディアを使った活動を行うボランティアも増えています。
 
視聴覚ライブラリーを唯の“映画や録画教材の貸し出し機関”から、ICTを駆使し、メディアを学び・創り・送り・使うための学習機会の共有、技術支援、機器及び環境提供をサポートする地域メディアセンターとしての発想に転換すべき時期に来ているようにも思うのです。

2018/03/04

上映会へ潜入!


 テレビのバライテー番組のキャッチコピーの様なテーマで恐縮ですが、先月、知人の紹介で、ある町の公民館が主催する「映画上映会」を見て来ました。
“もう、映画の時代ではない“などと、言われますが、本当に地域の人達は映画を見ないのか?と言う疑問を自分の目で確かめたくて出かけたのです。
少し、時間に遅れて公民館の1階ホールに行くと、DVDによるドキュメンタリー映画の上映会は始まっており、入り口からそっと覗くと会場は満席でした。

後で、参加者の名簿を盗み見したら、100人近くの方々が上映会に来ている事がわかました。

紹介してくれた友人は、上映係としてプロジェクターの操作を担当していました。
   プロジェクターの光を透かして見ると、中年から高齢の男性そして女性
の姿が目に入り
ます。
この上映会は年間、「子ども上映会」と大人を対象の「上映会」を隔月に開催しているそうで、来場される方々は、地域内に住む幼児やその父母の方々、公民館で他の講座や集まりに参加している方、他の生涯学習施設に学んでいて、チラシやポスターを見てやっきたという方々、さらにボランティアをされている方々と同じ集落の方々等々でした。
ここまで、聞いてみて、上映会が成功している大切なポイントは”地域の人間関係“だという事に気付きました。
 高齢化社会や過疎化云々と誰もが言います。
しかし、現実そこに住む方々は、毎日の暮らしの中で、他の人々との交流機会を求め、共に学び、一緒に楽しんでいるのです。
つまり、この上映会ボランティアの方々は、理屈ではなく、公民館主催の上映会を通し 結果的には“地域の活性化“に努めているという事になる訳です。
 ”理屈ではなく”と書いたのは、ボランティアの方々に聞くと、“地域の活性化”のために努力しているなどと言う方は居ませんでした。
 “いや、私達も上映会をする事を楽しんでいるんですよ“と言う答えが返ってきました。
上映会が終わった後、映画を見られたある高齢者の方に感想をお聞きしたら、”今日の映画よかったよ、見終わって楽しかったなあと思うような映画がいいね、悲しい話や辛い話の映画は見たくないね””それにさあ、映画を見て、みんなでお喋りしたり、笑ったりしているのが楽しいんだよ”とも言っていました。

2018/01/15

検討!WEBサイト


 各地から豪雪の情報が入ってきます。記録的な寒さが報道されていますが、みなさん如何お過ごしですか?
 さて、本論ですが、視聴覚センター・ライブラリーの機能的特徴は、一口に言ってしまえば、エリア内の生涯学習や学校教育等におけるメディア利用をサポート或いはリードする事だと思うのです。
  ICT化が進みメディアの多様化が定着している今日、視聴覚センター・ライブラリーの機能改善を図ることが当面する課題でしょう。
 しかし、ただ声高らかに叫ぶばかりではなく、着実に体質改善という階段を一歩一歩登ってゆく事が必要だと思います。
  その階段の第一段として、インターネットを活用した情報提供や交流機会の整備があり、すでに実施している所が多くあります。
  29年度調査(つまり28年度実績)によれば視聴覚センター・ライブラリー552個所のうち、WEBサイトを開設している所は255か所となっています。 
 都道府県別に見てみますと、神奈川県33視聴覚センター・ライブラリー中28か所がWEBサイトを開設しており、続いて千葉、愛知、北海道等が比較的多く開設しているようです。

 視聴覚センター・ライブラリー設置数の比較的少ない県でも、島根、宮崎、秋田、新潟県等は開設の割合が高くなっています。
 逆に、少し寂しいですが、開設数1~2施設という県が5県あります。
しかし、より多くの視聴覚センター・ライブラリーがWEBサイトを開設し、機能の利便性を高めて頂きたいことは言うまでもありませんが、大切な事はそのWEBサイトの質と言うか内容が、ユーザーに本当に役立つものであって欲しいという事です。
仕事柄、それぞれのWEBサイトをいつも拝見しているのですが、下世話な言い方ですが、それこそピンからキリまであるようです。市町村や教育委員会、図書館等のWEBサイトの片隅の1ページに映画やDVD教材貸出について情報発信しているだけのライブラリーから、地域の自作教材をアーカイブ化して、アクセスすればいつでも利用できるシステムや、ネットによる研修講習、SNSを利用しての教材提供、ユーザーの意見感想から、担当者とのコミュニケーションまで、文字り地域のメディアセンターとして機能しようと努力している姿も多々あります。
 みなさんのご努力と活躍を期待しています。