2018/07/27

地域自作視聴覚教材コンクール入賞作品の二次利用


 西日本災害と猛暑、そして異例台風
被災された方々には、この猛暑の中さぞ大変な日々をお過ごしの事と拝察し、心からお見舞い申し上げます。
さて、今回は視聴覚センター・ライブラリー関係の著作権問題を取り上げたいと思います。
 「え、また著作権の話?去年の8月頃のブログにも書いてあったよ!」とお小言を頂戴しそうですが、実は今回の著作権の話は前回とはちょっと視点が異なる話なのです。
 つまり、昨年は、各加盟団体等が実施している自作視聴覚教材コンクールに制作出品される方々に、主催者側である加盟団体や視聴覚教育関係施設として、肖像権をはじめ音楽や映像等を利用する場合の著作権等がクリアされているかどうかについて、募集要項や審査過程で十分に留意することが必要です。的な趣旨だったと記憶しています。
 今回は、ちょっと視点が異なるのです。
 よく、地域の自作視聴覚教材コンクール入賞作品を、視聴覚センター・ライブラリーが貸し出しを行ったり、webサイト等にUPして、閲覧したり或いはコピーして利用できるようになっているケースが多くみられます。
 教育現場あるいは地域のグループ活動等で,優れた地域自作視聴覚教材が手軽に利用できるわけですからこんな素晴らしい話はありません。
 しかし、その自作教材を視聴覚ライブラリーとして、貸し出しをしたり、自ホームページに掲載して自由に閲覧したりあるいはコピーして利用できるようにするつまり著作物の二次的利用については、自作教材制作者の許諾を得ておく必要があります。
 いくつかの視聴覚センター。ライブラリーのwebサイトにUPされている地域自作視聴覚教材を拝見しますと、権利処理関係についてしっかりと明記されている所、視聴覚ライブラリーに利用申請しPWを得てから利用できるシステムを作ってある所、まったくフリーに利用できる所等々多様な傾向が見られます。
 優れた地域自作視聴覚教材になればなるほど、利用者側としては大変役立つ事と思いますが、中には自分達の利用目的に合うように勝手に切り取ったり加工したりして利用されたりする事もあり得ますので、地域自作視聴覚教材入賞作品制作者の許諾を得て、貸し出しwebサイト等にUPにして二次利用を行う各視聴覚センター・ライブラリー等では入賞作品の貸し出しや無断複製等については注意が必要です。
 SNS利用が日常化し、インスタグラムやFB等で、プライベート写真や動画が自由に流通している今日ですが、こんな時代だからこそ、人に迷惑をかけたり、他人の権利を侵すような事の無いよう、視聴覚センター・ライブラリーの二次利用についても再チェックしてみる必要があるのではないでしょうか。


2018/07/23

全視連役員及び事務局の追加

過日文書理事会において承認された、平成30・31年度全国視聴覚教育連盟役員について、過日逝去された故吉川刀夫副会長に代わり、茨城県視聴覚教育振興会の鈴木等会長が全視連副会長として就任されました。
 また、事務局スタッフとして、丸山祐輔副専門委員長が加わりました。


                記

会  長  生田 孝至(新)一般財団法人日本視聴覚教育協会会長
副 会 長   長谷川明寿(新)新潟県立生涯学習推進センター所長
同     鈴木  等(新)茨城県視聴覚教育振興会会長

常任理事  高橋 充史(再)栃木県視聴覚教育連盟委員長
      岡島美智子(再)群馬県視聴覚ライブラリー連絡協議会会長
      冨士池長雄(再)埼玉県視聴覚教育連絡協議会会長
      井内  毅(再)千葉県視聴覚ライブラリー連絡協議会理事長
      松田  實(再)全国視聴覚教育連盟専門委員会アドバイザー
兼事務局長 岡部 守男(再)一般財団法人日本視聴覚教育協会常務理事

理 事   各都道府県・指定都市23名

監 事   布宮 誠一(新) 北村山視聴覚教育センター所長
      田中 富男(再) 仙台市教育委員会生涯学習課長

事務局   村上 長彦    専門委員長       
       丸山  裕輔     副専門委員長
      佐藤  正    事務局次長

2018/07/05

「視聴覚教育時報電子版第1号」配信


  

「視聴覚教育時報電子版第1号」が配信されました。
 今の所、配信先の読者の皆様方からの反応はありませんが、電子版第1号として、作業にあまり慣れていない事務局が精一杯頑張ったようですから、ご苦労様!と拍手を送りたいと思います。


 しかし、視聴覚教育時報紙媒体版と比べ、もう少し工夫が必要かも知れませんし、みなさんから“読みやすくて内容もいいね“と言って頂けるような電子版になれば”いいね?“とヤジ馬筆者も思っています。
 次号は、皆さんに読んで頂きお役に立てるよう、編集部(?)として精一杯頑張ってねと応援したいのがヤジ馬筆者の願いでもあります。
 また、真面目な話、お願いがあります。
 それは、お読みになった感想や意見などありましたら、ぜひぜひ事務局までメールで結構ですから要望やアドバイス等を頂けたら有難いと思っています。
 また、これからの事も含めてのお願いですが、受信頂いた地方自治体、加盟団体等の担当者、そして教育メディア関係者の方々にお手数を煩わせて恐縮ですが、配信された視聴覚教育時報を、シェア頂くか、プリントして配布して頂くよう事務局になり代わりお願いしたいと思っています。
 8月号は、もっと工夫された視聴覚教育時報電子版が配信されると期待してください。


 注: ご意見ご感想等宛先 全国視聴覚教育連盟事務局 

              メール info@zenshi.jp

                ☎   03-3431-2186



  


2018/07/03

新体制で事業進行中!


1、全視連新会長に生田孝至氏決まる
 すでに、視聴覚教育時報電子版にも書かれていますが、昨年度末で井上孝美全視連会長が任期満了に伴い退任された事はこのブログや時報等でご存知の通り事です。
 長い間、全視連のために、いや日本の教育メディア利用普及充実の為にご尽力いただいた事には、心から敬意を表したいと思います。
 井上孝美氏に代わり、本年度より生田孝至(一財)日本視聴覚教育協会会長が全国視聴覚教育連盟会長として就任され、過日の文書理事会において承認されました。
 生田孝至新会長については、皆さんご存知のように、日本の教育メディア研究及び指導者として長年にわたり活躍されておられる方であることは、学会や研究大会,著書等を通じてご存じの事と思います。
 今、曲がり角に立っているとも言われる全国の視聴覚センター・ライブラリーのこれから進むべき道についてリード頂けるものと期待されます。 
 また、故吉川刀夫副会長に代わり、本年度より、同じ茨城県視聴覚教育振興会会長の鈴木等氏が副会長に就任されましたのでお知らせします。


2、本年度事業順調に進行中

 遅ればせの報告で恐縮ですが、本年度事業としての講師派遣事業等も順調にスタートし、すでに完了し実施報告書が送られて来ている所もあるようです。
 本年度は、教育メディア連絡会議の話し合い結果を受けて、講師派遣事業による研究会や講座等の参加者を対象に市販映像教材の利用についてのアンケートをお願いしており、すでに講師派遣事業実施報告書とともにアンケート結果も送られてきています。
 また、本年度の全視連視聴覚教育功労者表彰の推薦についてもほぼ集まっているようで功労者選考会議を待つばかりのようです。

 新たなスタッフと、時代やユーザーのニーズをしっかりと踏まえた、新たな全視連の再出発になればと願っています。