2013/10/15

全視連創立60周年に思う

 今年は、全国視聴覚教育連盟創立60周年と言う記念すべき節目の年にあたり、昨年度出された、全視連ビジョン策定委員会提言を基に、ICT利用やメディア研修の推進、映像コンテンツのデジタル化支援、講師派遣事業等の改善・拡充、組織間ネットワークの新たな構築等に取り組みはじめています。

 振り返って見ますと、先の50周年記念事業として、「全国視聴覚教育連盟創立50周年記念誌」を刊行したわけですが、時の記念誌編集委員長である故高桑康雄先生は、記念誌のまとめ文の中で、全視連の歩みを展望すると題して“今日の多様化するメディア状況の中で、また急速に発展しつつある情報通信システムの広がりの中で、かつて視聴覚メディアとその拠点としての視聴覚ライブラリーの整備充実に焦点化した全視連の活動を、新しい生涯学習の推進に向けて、どう展開し発展させていけばよいか将来展望のカギを与えてくれるのではないか”と書かれています。

 まさに、今日の全視連が進んでいる方向を示唆した先見性のある言葉だと改めて敬服する次第です。
 創立60周年を迎えた今、故高桑康雄先生のまとめの言葉を、しっかりと胸に、伝統を大切にしつつ、組織の現実からすると荷が重いかも知れないが、マンネリ化しない新たな視聴覚ライブラリーを志向する機運を醸成する事が全視連に課せられた大きな課題だと思うのです。

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