2019/01/14

自作視聴覚メディアの有効活用

  昨秋の全国大会では、広島市の映像文化ライブラリーの地道で優れた活動の見学や各地の特徴ある実践発表等により充実した大会になりました。

 平成の年号が変わる新たな年度は、関東地方で開催する方向で検討されているようですが、全視連としては、皆さんのお役に立てる企画を検討している最中です。
 さて話は変わりますが、生涯学習に役立つ視聴覚センター・ライブラリーの機能のひとつとして、視聴覚メディア(映像・動画・紙芝居等々)の自作とその利用があると思います。
 自作視聴覚メディアについては、長年にわたり(一財)日本視聴覚教育協会をはじめ、国レベルの特色ある自作映像コンテストや各地方自治体単位のコンクールまで多く実施され優れた作品が発表されています。                        
  特色ある視聴覚センター・ライブラリーの中には、地域の自作映像教材や動画教材等を従来の貸し出しシステムに加え、SNSを利用したり、Webサイトを活用しアーカイブ化して配信利用に供している所もあります。
しかし、多くの国レベルや地方自治体のコンクール等で選外となった作品は無論のこと、場合によっては受賞した作品まで公表されることなく出品者へ戻されているようです。
 無論、著作権処理の問題もありますが、自作された団体グループや個人の方々としても、自分の作った作品が大勢の方々に利用され、それぞれの学習等に役立つとすれば出品した事が役立ち納得されるのではないでしょうか?
 しかし、国レベルをはじめ各地方自治体では、そのような自作視聴覚メディアを多くの方々が利用できるシステムが整っている所は必ずしも多いとは言えないと思うのです。
 もしも、許されるなら、著作権処理を適切に行い、各生涯学習施設や学校等において、適切なルールとシステムのもとに利用できるようにすれば、視聴覚センター・ライブラリーの“目玉機能“のひとつとして存在価値が見直されるのではないでしょうか。



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