令和元年度事業経過報告 (概要)
(1)会議 ①理事会
第1回文書理事会 5月31日
・平成30年度事業報告書(案)、同収支決算報告書(案)、同会計監査の報告
・令和元年度事業計画書(案)、同収支予算書(案)等の審議・承認
第2回 理事会 11月8日(金)パナソニックセンター東京
・令和元年度事業経過報告書(案)、同中間決算報告書(案)、令和2年度重点事業概要(案)の審議
・その他
②常任理事会
第1回常任理事会 平成31年4月25日(木)(一財)日本視聴覚教育協会会議室
・平成30年度事業報告書(案)、同収支決算書(案)の審議
・令和元年度事業計画書(案)、同収支予算書(案)の審議
第2回常任理事会 10月28日(月)
・本年度事業経過報告書(案)、同中間決算報告書(案)、令和2年度重点事業概要(案)の審議
③専門委員会
全国をブロック別に分け、専門委員を委嘱し、主としてブロックの情報交流や拠点における研究・研修事業の推進。また、全国大会における全視連関係分科会での指導助言・運営・記録等の協力体制を継続する。
専門委員長 村上長彦(全国視聴覚教育連盟専門委員長)
副専門委員長 丸山裕輔(新潟県阿賀町立上川小学校)
事業担当委員 髙橋敏幸(茨城県阿見町立朝日中学校)
小島靖子(千葉県総合教育センター)
東北ブロック委員 佐野真哉(仙台市教育局生涯学習課)
冨手冬樹(盛岡教育事務所)
関東ブロック委員 樋口 誠(埼玉県春日部市視聴覚センター)
田辺 剛(栃木県総合教育センター)
近畿ブロック委員 髙見晴彦(兵庫県丹波篠山市視聴覚ライブラリー)
・専門委員会議
11月8日・9日に開催される全国大会開催の折に、本年度の事業計画書の説明、専門委員の役割、調査研究事業の内容・役割分担等についての説明・意見交換等を行なう予定。
・令和元度視聴覚教育・放送教育合同全国大会合同大会の運営(継)
全国大会における全視連関係分科会での指導助言・運営・記録等
村上委員長、丸山副委員長(新潟県)、樋口委員(春日部市)
④教育メディア利用推進会議(継)
社会教育及び教育メディア関係団体との連携により、生涯学習における教育メディア利用を推進するための方策及び活動について広く協議を行う。
・構成団体 日本視聴覚教具連合会、民間放送教育協会、映像文化製作者連盟
日本図書館協会、日本視聴覚教育協会
・期日・会場 未定
・協議事項 教育メディア利用について、関係団体間での協力態勢や研修協力など、現状と課題について協議する。⑤著作権処理のための協議会の開催
市販映像教材の著作権処理の事務処理に関する協議結果に基づき、ライブラリーからの「視聴覚教材の移管届け」および「視聴覚教材の廃棄届け」を各加盟団体を通して受け、権利者団体の公益社団法人映像文化製作者連盟へ提出する。今年度4月から5加盟団体より提出があった。
今後も、第3者を含めた協議会を開催し著作権処理について連絡調整を行う。
(2)実施事業
①令和元年度視聴覚教育・放送教育合同全国大会の開催
令和元年度視聴覚教育・放送教育合同全国大会を開催するに当たり、大会における生涯学習部門の充実を図り、「ネットワーク社会におけるメディアとヒューマンコミュニケーション」の主題のもとに、「研究交流及」び「セミナー」「実践発表」により全視連分科会の充実を図る。
・期日:令和元年11月8日(金)・9日(土)
・会場
1日目:研究交流(生涯学習)-パナソニックセンター東京(江東区有明))
公開授業園・校-文京区たんぽぽ保育園、文京区立湯島小学校
さいたま市立浦和別所小学校、文京区立茗台中学校、
板橋区立志村第四中学校
2日目:全体会場 -台東区立台東育英小学校
<11月8日(金)>パナソニックセンター東京
▽研究交流、施設見学、理事会・総会
・研究交流:「地域メディアセンター事業事例から学ぶ」
視聴覚センター・ライブラリーが地域メディアセンターとして機能するための継続研究の成果を報告し、ICTを活用し、メディアを学び・創り・送り・使うための学習機会をどのように提供しているかを事例から学ぶ。
13:30~14:30 パナソニックセンター東京担当者による事業紹介・質疑応答など
14:30~15:30 パナソニックセンター東京施設見学
15:30~16:30 全視連理事会・センター総会
<11月9日(土)>台東区立台東育英小学校
▽「生涯学習実践セミナー」(9:20~10:50)
内 容:平成30年度の研究プロジェクトで行われた「地域メディアセンター事業事例研究」の成果を報告し、取り上げられた5つの視聴覚センター・ライブラリーの実践から学ぶとともに、意見交換により、それぞれの立場で各実践をどう生かせるか考えます。
司 会 者:村上長彦(全視連専門委員長)
基調提言:丸山裕輔(全視連副専門委員長/新潟県阿賀町立上川小学校)
意見交換:基調提言の後、参加者も交えて今後の在り方について意見交換。
▽「実践発表」(13:00~14:55)
テ ー マ:「視聴覚センター・ライブラリー実践発表」
司 会 者:村上長彦(全視連専門委員長)
発 表 A:樋口 誠(春日部市視聴覚センター)
内 容:埼玉県春日部市視聴覚センターは、様々な取り組みを通して、市民の生活文化と知識の向上を図り、あわせて社会教育と学校教育の振興を図っている。現在、実施している取り組みについて紹介。
発 表 B:増山和宏(宇都宮市立視聴覚ライブラリー)
内 容:宇都宮市立視聴覚ライブラリーは、様々な取り組みを通して、市民の生涯学習を援助し,学校教育及び社会教育における視聴覚教育の振興を図るため現在、実施している取り組みについて紹介。
*合同全体会(9日・11:00~12:00)
開会行事-主催者挨拶、来賓祝辞、各団体功労者紹介、NHKプレゼンテーション
*講 演(15:10~16:30)
テーマ「これからの時代に求められる人材と、教育のあり方について」
辻野 晃一郎氏 アレックス(株)代表取締役社長兼CEO(グーグル日本法人前社長)
②全国視聴覚教育連盟視聴覚教育功労者表彰平成10年度より実施しているこの表彰制度については、令和元年度は第22回表彰として実施するもので、本年度は下記10名の候補者について7月29日(月)をもって文書選考委員会により決定された。表彰式は11月9日(土)「第23回視聴覚教育総合全国大会・第70回放送教育研究会全国大会合同大会合同大会」で執り行われる。
岩手県・坂本アキ子 山形県・後藤弘実 栃木県・早川陵子
埼玉県・宮城英和 新潟県・小林民弥 岐阜県・岩見三七夫
愛知県・島田繁直 兵庫県・小林康弘 鹿児島県・出水澤孝洋
北九州市・平田勝治 (敬称略)
③調査研究事業
・「地域メディアセンター事業事例研究」(改)
地域における学びに役立つメディアサービスを行うために、これまで収集してきた視聴覚教材の保存と活用の状況と、保守が困難になっている機器のメンテナンスに関して全国の視聴覚ライブラリーの状況を調査し、現状を明らかにするとともに、活用方法を提言する。研究の方法としては、視聴覚センター・ライブラリーに16ミリ映写機の状態やメンテナンス状況、16ミリフィルムの管理等状況について調査するとともに、課題を整理し提言する。報告書は年度末にホームページにアップする。担当専門委員は下記の各委員。
丸山副委員長(新潟)、高橋委員(茨城)樋口委員(埼玉)
髙見委員(兵庫)冨手委員(岩手)
・「視聴覚ライブラリー職員研修支援研究」(継)
本研究は昨年度より開始し、「視聴覚ライブラリー職員の力量アップのため、全視連としてインターネット環境を活用した職員研修の仕組みを提供することを目指し、内容や方法等、実施に向けた研究を行う」ことを目指している。昨年度は、Q&A方式による自習可能な教材の作成を行い、解説をつけることで理解の深まりを目指そうということで、全体の構成を考え、Q&Aを6つの柱ごとに案を作成した。今年度は、同案について検討を深め、より良いものにするとともに、全視連加盟の視聴覚ライブラリー等にご意見をいただき、内容を確定し、提供方法なども検討する。担当委員は下記の各委員。
村上委員長、佐野委員(仙台)、小島委員(千葉)、田辺委員(栃木)
④講師派遣事業の実施
加盟団体間の交流機会や研修機会を充実するため、平成16年度より実施しているモデル地域の研修事業を改善し、各加盟団体が実施しているメディア研修事業について全国をブロックに分け、1ブロック1加盟団体を対象に研修事業を支援する。なお、全視連の講師以外にも、加盟団体が独自に選定する講師に対しても支援を行なう。各加盟団体が実施する研究会・研修会を一層有意義なものにするため、全視連において“全視連指導協力者会議“の学識経験者7名及び全視連専門委員2名の合計9名を組織。今年度は現在までに申込のあった下記の6加盟団体の要請に応じて講師の派遣を行う。
なお、昨年度より市販映像教材の実態を調査するため、講師派遣事業において、参加者全員に対して市販映像教材についてのアンケートを実施する。
・講師 市川 昌(江戸川大学名誉教授)、伊藤敏朗(映画監督、東京情報大学非常勤講師)、坂井知志(国士舘大学スポーツアドミニストレーター)、篠原文陽児(東京学芸大学大学名誉教授)、立見康彦(群馬大学客員教授)、平沢 茂(文教大学名誉教授)、吉田広毅(関東学院大学教授)/村上長彦(専門委員長)、丸山裕輔(副専門委員長)
・研修会講師派遣
<岩手県地域視聴覚教育協議会連絡協議会専任職員等研修会>(岩手県地域視聴覚教育協議会連絡協議会)
概 要:令和元年6月21日(金)開催、会場:岩手県立生涯学習推進センター第1研修室、参加者:10名 派遣講師:丸山裕輔氏
テーマ:「生涯学習施設における視聴覚メディアの活用~DVD・フィルムの管理等について~」
<群馬県教育メディア指導者養成講座>(群馬県視聴覚ライブラリー連絡協議会)
概 要:令和元年7月31日(水)、会場:群馬県生涯学習センター、参加者:17名
派遣講師:立見 康彦氏(群馬大学教育学部大学院教育学科研究科客員教授)
テーマ:「視聴覚教育メディア総論/16㎜映写機操作技術認定講座」
<令和元年度メディア研修特別講演会>(新潟県立生涯学習推進センター)
概 要:令和元年8月20日(火)開催、会場:新潟県立生涯学習推進センター、参加者:26名
講 師:塩田真吾氏(静岡大学教育学部准教授)
テーマ:「情報モラル教材支援SNSノートの活用術」
<第60回愛媛県視聴覚教育研究大会>(愛媛県視聴覚教育協会)
概 要:令和元年10月23日(水)、会場:愛媛県生涯学習センター、参加予定者:70名
講 師:泰山 裕氏(鳴門教育大学大学院学校教育研究科准教授)
テーマ:「思考力を育てるICT・視聴覚メディアの活用」
<令和元年度生涯学習視聴覚フォーラム>(岐阜県社会教育視聴覚連絡協議会)
概 要:令和元年12月1日(日)開催、会場:中津川市健康福祉会館多目的ホール、参加予定者:150名
講 師:近藤良一氏(鳥羽市歴史民俗資料館・映画資料館元館長)
テーマ:「視聴覚作品コンクールにおける作品の講評・総評及び作品制作のポイント」
<千葉県視聴覚教育メディア研究大会>(千葉県視聴覚ライブラリー連絡協議会)
概 要:令和2年2月5日(水)会場:千葉県総合教育センター、参加予定者:100名派遣講師:伊藤敏朗氏
テーマ:「地域メディア活動の意義と方法~インタビューで残す地域の体温~(仮)」
⑤「教育メディア担当者ハンドブック」の改訂
平成25年度に刊行した標記ハンドブックを今年度改訂し、内容を最新のものに加筆・修正して、ホームページにアップする。その際、新年度就任した担当者向けの情報、専門的な情報等についても配慮する。
⑥「子どもゆめ基金助成事業」において制作の教材の頒布について
全視連がこれまで「子どもゆめ基金助成事業」において開発してきたDVD教材下記8作品を、ホームページや「視聴覚教育時報」等により広報し、実費にて頒布する。
今までの開発教材:
「みんなでおどろう!レッツヒップホップ」(平成19年度)
「元気に遊ぼう!リズムでゲーム」(平成20年度)
「みんなでおどろう!ヨサポップ」(平成21年度)
「みんなに元気をあげよう!チアロビクス」(平成22年度)
「みんなが主役!人形劇で遊んじゃおう」(平成23年度)
「ボディスラップ おもしろリズムをつくろう!」(平成25年度)
「キッズ介護教材 長寿大国を探検しよう」(平成26・27年度)
「知っておどろく保存食!~日本人の知恵~」(平成28年度)
(3)共催事業
全国自作視聴覚教材コンク-ル
日本視聴覚教育協会、全国視聴覚教育連盟、日本学校視聴覚教育連盟、全国高等学校メディア教育研究協議会の共催で実施された標記コンクールには、全国より96作品の応募があった。社会教育部門には下記13作品が入選した。表彰式および発表会は9月13日、教育映像祭中央大会の席上で執り行われた。
最優秀賞(文部科学大臣賞)/1作品
「ペンシルロケット-国分寺から飛んだ夢-」<映像教材>中央大学FLP松野良一ゼミナール(東京都八王子市)
優秀賞/3作品
「スポ-ツの場で活躍するボランティア」<映像教材>仙台大学体育学部スポーツ情報マスメディア学科(宮城県柴田郡)
「遊佐町のアマハゲ」<紙芝居>みわの会と多機能型通所施設ゆうとぴい(山形県飽海郡)
「『垂直の庭』をいつまでも」<映像教材>大野進二(山口県山口市)
入選/9作品
「はしれ!あぶきゅう」<紙芝居>玉手富士夫(宮城県角田市)
「もみの木はなぜのこったの?」<紙芝居>阿部弘子(宮城県柴田郡)
「蘇ったくすの木と子供達-高校生がたどる戦後73年の思い-」<映像教材>仙台市立仙台工業高等学校模型部
「尾花沢市北郷地区『地蔵転がし』」<映像教材>北村山視聴覚教育センター社会教育専門部会(山形県村山市)
「世界の良心-山辺の偉人 安達峰一郎-」<紙し芝居>折原由美子・西堀潤子(山形県東村山郡)
「たぬきと次郎作どん」<紙芝居>村形啓行・村形隆子(山形県天童市)「ふるさとのクラフトデザイナー 芳武茂介」<映像教材>南陽8ミリクラブ(山形県村山市)
「Wander Yonezawa」<映像教材>マーカス・カニング(山形県村山市)
「心のふるさと 千万町楽校」<映像教材>岡崎市視聴覚ライブラリー・おかざき映像教材研究会C班(愛知県)
(4)刊行
「全国公立視聴覚センター要覧」「視聴覚センター・ライブラリー一覧」(日本視聴覚教育協会と共同製作)
「各種調査研究事業報告書」報告書 (WEB版)
(5)広報
「視聴覚教育時報」(隔月刊)の発行メールマガジンと交互で隔月(偶数月)にPDF版「視聴覚教育時報」をメールやインターネットにより情報発信していく。
「メールマガジン」の発刊(隔月刊)
「ホームページ」(全視連だより)(ブログ全視連)の活用 http://www.zenshi.jp/
(6)事務委託
全国公立視聴覚センター連絡協議会関係
公立視聴覚センター並びに公立視聴覚センター相当の視聴覚ライブラリーで構成する全国公立視聴覚センター連絡協議会の総会及び研究協議を行う。
・令和元年度視聴覚教育・放送教育合同全国大会合同大会
11月8日(金)―パナソニックセンター東京
▽全国公立視聴覚センター連絡協議会総会
11月9日(土)―東京都台東区立台東育英小学校
▽「生涯学習実践セミナー」
内容:「平成30年度の研究プロジェクト『地域メディアセンター事業事例研究』の成果報告、および意見交換」
▽「実践発表」(生涯学習部会)
発表A:樋口 誠(春日部市視聴覚センター)
発表B:増山和宏(宇都宮市立視聴覚ライブラリー)
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