昨年度、東北ブロック及びK市、H県S山市の専門委員の方々の協力を得て、実施したアンケート調査「地域視聴覚ライブラリーの機能改善に関する調査」がまとまりまもなく全視連WEBサイト上にUPされると思います。
設問づくりから内容検討、そして集計分析とご協力頂いた関係者の方々に改めて御礼申し上げます。
このアンケート調査には、23加盟団体及び、専門委員とそのOBの方々と地域の教育メディア関係者32名から、合計55回答を頂きました。
さて、今回のアンケート調査の結果をまとめながら野次馬的と言うか、評論家的に見ると、意外な事に気が付きました。
それは、加盟団体の回答と現元専門委員や教育メディア関係の方々の回答にいささかズレを感じたのです。
ここでは多くの例をあげる事は出来ませんが、例えば、「地域におけるメディア利用の現状」について、“視聴覚メディア利用が中心”を選択しているのは加盟団体が回答数の60%近くを占めているのに対して、現元専門委員や教育メディア関係者の選択13回答で22%に過ぎない事に現状認識の差が出ている様に思われました
逆に「地域のメディア利用のニーズ」では、“タブレットやモバイル活用ニーズが高い”という選択肢に対して、現/元専門委員や教育メディア関係者は20回答で34%近く選択しているのに対して、加盟団体担当者は6回答で約17%に過ぎない所に温度差を感じました。
一口に温度差と云いましたが、アンケート結果全体の傾向を見てみると、加盟団体の回答の特徴は自らが置かれた立場での現状認識に基づいた回答傾向がみられるような気がしますし、現/元専門委員や教育メディア関係の方々の回答は客観的に時代や社会の流れを踏まえ、あるべき姿を考えて回答を選択している傾向が読み取れるような気がするのです。
かくあるべきだと地域視聴覚ライブラリーの姿を目指すとともに、地域視聴覚ライラリーが置かれた現状を冷静に受け止めて、地域のニーズを踏まえた視聴覚ライブラリーとして実現可能な機能を考えるべきではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿