2018/12/01

16ミリ映画フィルムの管理について

 各視聴覚センター・ライブラリーには、多くの16mmフィルムが貸出用として保有されていますが、その管理上の問題について考えてみましょう。 
 16mm
フィルムは大抵、映写用のリールに巻かれ、正方形のケースに入った状態で、常温の棚に保管されていると思います。
 なるべく、年に1回程度ケースからフィルムを取り出して、状態を確認しながら巻き返す作業をすると良いと思いますが、その際に酢酸臭を発しているフィルムが見つかったら気を付けた方がいいです。
 酢酸臭がすると言うことは、16ミリ映画フィルムの劣化が進行している証拠で、この症状をビネガーシンドロームと言うそうで、劣化の進行を止めることはできませんが、冷蔵または冷凍保管することによって、進行を遅らせることは可能のようです。
 
また、劣化したフィルムの上映はなるべく控えた方がよいかも知れません。 
16mm
フィルムはアセテート・フィルムという種類で、燃えないわけではありませんが、常温で自然発火することはありません。 
 温度と湿度が低く一定に保たれた適切な収蔵環境を持っている場合で、フィルムをリールから外して3インチのコアに緩く巻き直し、長期保存用の通気の良いケースに入れ替え、水平置に保管しておくとよいでしょう。 
 ケースにもよりますが、複数のケースを積み重ねない方が良いようです。
 
劣化が進行しているフィルムを、袋やケースから出して巻き返すと、酢酸臭が弱まることもありますが、劣化の進行が止まるわけではありませんので、低温低湿の環境で保管するとよいと思います。