2019/03/07

地域と一体化した活動


 2月のブログUPをサボってしまい はや3月ー
 「視聴覚センター・ライブラリー一覧」を見ると、各都道府県では多くの視聴覚センター・ライブラリーが活動の差こそあれ、組織として存在し機能していることがわかります。
 都道府県等の連絡協議会や、さらに全国組織(全視連)への参加云々はともかく、それぞれの地域で活動の差はありますが継続して行われているのです。
 よく“ライブラリーの役割は終わった“と囁かれて久しいですが、多くの視聴覚センター・ライブラリーを見てみると、そうネガティブな見方ばかりではなく活気あふれる活動をしている所も多数あることに気付きます。
 例えば、「視聴覚教育時報デジタル版2月号」に掲載されている某県の”集まれ!メディアの仲間たち“の事例はまさに今日のIT社会にフィットした写真を撮り動画づくりや利用を学ぶための講座や実習をサポートする視聴覚センター・ライブラリーの姿を垣間見たような気がします。
 しかも、この県では長年にわたり行っている、研修講座で技術や理論をマスターした地域の方々を映像ボランティアの方々を組織化し、その支援を得て映像制作や利用について学ぶ機会の提供など、視聴覚センター・ライブラリーマネージメントの在り方に注目したいと思うのです。
 以前、このブログに書きましたが「メディア自体がICT時代のニーズに合わず利用される機会も少ない組織」ではなく、誰もがSNSWEBサイト等で写真や動画を撮り、つくり・くばり・交わる等のコミュニケーションメディアとして扱う時代に入っています。
 全視連でも、ここ数年視聴覚ライブラリーのメディアセンター化という課題に取り組んでいますが、文中に取り上げたような事例を参考にされて、ぜひこれからの時代にフィットした組織活動の在り方を考えてほしいものです。
 無論、地域によって事情が異なるので、一概には言えませんが、しっかりとした目標を持ち、事例として挙げた視聴覚センター・ライブラリーのように存在意義を明確にし、サービスエリア内のメディアニーズに対応できるシステムを確立して欲しいものです。


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