遅ればせながら新年のご挨拶申し上げます。
年初めの連休-、視聴覚教育時報の全視連創立60周年記念資料を探していた所、10年前の視聴覚教育時報の対談記事の中に、“人材の宝”を生かすべきだ、とのコメントを見つけました。
多少の言い換えをお許しいただくとして、概ね次のような事でした。
「それぞれの地域には、今まで視聴覚の仕事をしてこられた方々がいらっしゃる、それは研究者や現場で色々と苦労なさった方々などですが、そういう方々と、今、現場で活動されている方々との結びつきを大切にしなければいけませんね」と述べられていました。
さらに、「人材の宝庫が、末端のところで眠ってしまっているのは問題だと思うのです。そういう方々とのコミュニケーションを大切にするように、地域の視聴覚教育施設も全視連も努力しなければならないし、そうすることによって、短い年月で担当者が変わられても、継続的に充実した活動が可能になると思うのです。」とも話されていました。
また「全視連は、理屈だけで行動のできない頭だけの組織になってはいけませんね」と語られており、厳しくも本質を突いたコメントのような気がしました。
あれから、10年経ちましたが、あの時頂いた提言を反芻し、全視連という団体は無論のこと、地域の教育メディア施設等では、厳しい現実を生き抜くために、自らの地域の有識者や先任者等、人材の宝庫を活用していると言えるだろうか、と資料を読みながら、考えてしまいました。
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