ICTが一般化し定着した今日、情報を入手しようとすれば、かなり納得できるデータや情報が入手できるのに、我が団体の情報は、印刷メディア、ネットメディアの情報が重複したり、事業案内に止まっているのではないかと内省しています。
過去や実績に拘りマンネリ化してはならないと、別の機会に書かせて頂いたように、将来を目指すためには、過去にとらわれ過ぎてはならない、しかし過去や実績には、将来を考えるヒントが隠されていると思うのです。(これも重複ですネ)
全国レベルの情報も非常に重要な事は無論ですが、これからの時代の視聴覚教育関係施設等が、時代にフィットした地域ニーズに対応できる組織として、最も大切な事は、ICTメディア等を通じて各関係組織や関係者の方々が情報を発信・受信・共有することにあるような気がするのです。(つまりコミュニケーションですね)
ホンの小さな例ですが、東日本大震災の際、大津波で被災した某町のボランティアグループが、自分の町が被災した際のヒューマンなエピソードを紙芝居化しようと、いろいろ参考資料を探していた時、同じように大津波被害を受け、その際の被災者の様子を描いた紙芝居た某県の自作視聴覚教材コンクール入賞作品としてWEBサイト上に公開されていたでした。
その作品を、紙芝居作りグループみんなで見て、自分達の作品づくりの参考にして、独自の紙芝居を完成させ、今、地域の復興イベントや学校での防災教育の際に利用され評判を呼んでいると言う事です。
某県某市の視聴覚ライブラリーと、現実的には結びつきのない、某地域のボランティアグループが、“大津波被災”というキーワードで、遠く離れた地域同士が結びついた訳です。
結びつけたのは、“ネット-メディア”であり、“自作視聴覚教材コンクール”という事になりますね。
「結節地域」という地理学的概念を摸すれば、それぞれが発信する情報や事業が、自分達の地域の学びや活動は無論のこと、情報をシェアする事により、他地域の学びや活動に役立ち通じつながることにも注目して欲しいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿