遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年も、「ブログ全視連}をよろしくお願い申し上げます。
昨年5月のこの欄で“地域に役立つライブラリー”という駄文をUPさせて頂きましたが、その中で、次のような事を書かせて頂きました。
「元来、視聴覚ライブラリーは、地域における学校教育や社会教育をメディア利用の立場から、縁の下の力持ち的な役割を担ってきたはずです。
地道に粘り強くしかも柔軟な発想のもとに、一段一段階段を上るように、現実的に実績を示しながら地域のニーズに対応した視聴覚ライブラリーへとリフレッシュすべきではないでしょうか。」
視聴覚ライブラリー担当者は、実践者ですから、高邁な理論で右往左往するのではなく、しっかりとメディアに関する理論や今日的状況を認識しつつ、日々の事業活動を地味に且つ確実に成果を上げる事が使命だと言いたかったのです。
かつて、筆者の上司だった故某先生が校長時代に、その著書のなかで「造花と生花」と題して次のような事を書いています。
「桜の苗木を植えて、育てて、花見をするまでには長い年月の管理と努力が必要だが、造花を美しく飾り立てたり、賑々しく花火を打ち上げて、花見興行をするのは短期間でもできるだろう。
教育でもこれに似た前者的なゆき方と後者的なゆき方がある事に気付く。
変貌する時流の中で、ともすると後者的なものに目を奪われやすいが、教育の仕事は一朝一夕でできるものではない。」引用文献:校長談義 猫はやっぱり猫 より
教育とは、本来地味なものです。
こじ付けかも知れないが、視聴覚ライブラリーの仕事もそうだと思うのです。
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